皆さんお久しぶりです。Z/Xのブログの更新はほぼ1年ぶりになりますね。まあMtG面白すぎて忙しすぎるから仕方ない。

 

今回は第9回綾瀬杯にお邪魔してきた(友達いなかったので安定のシングル戦です)ので使用デッキとレポートでも。



 

使用デッキは赤青黒ダンサーラズベリルティラノ

 

使用プレイヤー 倉敷世羅

スタート 臨戦態勢のアサギ 1

レーザーサイス アヴィオール 4

復讐を誓うキリア 4

奈落の魔人アビッソ 4

手甲職人ガントレット 2

不良の鑑ラズベリル 2

夢見る乙女?フーカ 2

戦いの女神モリガン 1

狩猟の女神アルテミス 1

思希者アマディウス 4

舞踏骸骨スケルタルダンサー 4

途惑いの少女アリス 2

不思議の国の帽子屋マッドハッター 1

語尾が「ですぅ」のロリータコ 2

要塞女王テルル 2

貫通機械ペネトレイト 2

剛腕斬刃オリハルコンティラノ 4

破壊の権化オリハルコンティラノ 2

箱入りお嬢様ロザリー 2

学園史上初の卒業生ラズベリル 4

 



ダンサーラズベリルティラノはウィニーデッキでもあり、テンポデッキでもあり、コンボデッキでもあり、ミッドレンジデッキでもあります。尖った部分もありながら受けの広い部分もある、そんなところがこのデッキの特徴であり、ぼくが好んで選択した一番の理由です。

 

正直このままでは何を言ってるかわからないと思うので細かく説明していきたいと思います。


 


①ウィニーとしての側面

このデッキはアルターフォースを多様しており、デッキの大きな枠組みとしてダンサーリンクを利用しているいわゆるトラッシュ利用デッキです。つまり、墓地を肥やすことが勝ちにつながるデッキなので、序盤からのIGが正当化されます(ESも一応採用されているため裏目が少ない)。ということは先2IGイージーウィンの可能性もありますし、先攻からIGゲーを仕掛けることも可能ということです。IGが当たらなくてもダンサー、ラズベリル、ティラノ、ロザリーのように手札からのプレイでも点数を取ることができるので、よくあるウィニーデッキのようにIG当たらなくてジリ貧ということも少ないというのが安心してIGにチャージを使っていけます。


 

②テンポデッキとしての側面

このデッキに採用されているスタートカードアサギとIGの内のアヴィオールとキリアはバウンス効果を内蔵しているため、先手後手で手札のキープ基準を変えることで相手との序盤のチャージリソース差をつけることも可能です。序盤にIGをするか(できるか)否かはZ/Xというゲームに置いてテンポを取れるか否かという問題と似ています。ここでいうテンポとは手数、動き、アクションの多さという意味です。IG以外でのテンポを取るにはイベントタイミングでの行動が必要になり、それは大抵の場合IGによるテンポより弱いです。そういうデッキに対してこのデッキはIG5000バニラをしっかり採用しているので後攻白イベント構えに対してテンポをとられにくくにくくしている部分もあります。

また、このデッキの最大の特徴である3つの骨格、ダンサーリンク、ティラノ、ラズベリルはいずれもテンポを多くとれるカードであり、序~中盤マウントをとるのに貢献してくれます。

環境に現れ始めたコントロールデッキに対してはテンポをとることが肝要であり、またウィニーデッキに対しても早めにマウントを取ることが必要不可欠なので1アクション多く行動することが容易なこのデッキは環境にマッチしていると考えました。(苦手なスペルビアもいないことですしw


 

③コンボデッキとしての側面

①②での説明とデッキリストから察しの良い方は気づかれたと思いますがこのデッキ、実はコンボデッキです。というのもこのデッキはダンサー+ラズベリル、ラズベリル+ティラノorロザリーという2アクション多い行動を取れてしまうコンボが内蔵されているからです。しかもこの2つのコンボは連鎖する可能性もあり、いわゆるドブンが存在します。このコンボは相手のライフを23平気で持っていくため、窮地に立たされていてもワンチャンを掴むことができるのが大きな魅力です。相手とのライフレースをひっくり返すことができる要素というのは非常に重要で、相手の理不尽に対してそれを理不尽で返すことができるというのはいわゆる不可避的敗北を不可避的でなくすことができうるということであり、マッチ制でないこのゲームでの大型大会優勝を目指すためには必要な要素であるとぼくは考えます。

 



④ミッドレンジデッキとしての側面

以上を総合すればわかっていただけると思いますが、このデッキは選択肢が多く、相手によってハンドキープ基準や戦略を柔軟に変えることができる非常に丸いデッキです。使用者がこのデッキを理解して、適切な使い方をすればほとんど負けることのない素晴らしいデッキだと思います。このデッキの原案をくださった津田沼勢には感謝してもしきれません。

 

 

デッキ解説は以上です。以下大会レポート。



 

予選


白黒緑コントロール 

赤黒ティラノES ○

リアンブレイバー ○

青緑ヘリカル 

黒緑ノーブル ○


5-0
の3位通過。まあデッキ強いし負けへんやろ~

 



本戦


赤黒ティラノ(クワネルさん) ○

後手でアヴィキリアアサギ構えなんかダンサーダンサーで勝ちだった気がする


赤緑黒グラバイク ○

ぎみっくさんの優勝レシピ完コピ。キリア帽子捲れてキリアアサギ構えなんかなんかダンサーダンサーでVB踏んでイかれかけるもライフからキリア出て勝ち

白緑黒ミッドレンジ(ミヤビシさん) ×

先手安定ハンドキープしてIG全く当たらないところをティラノでゴリ推して1にしたけどハンド枯れてベイン降臨ピュアフロン降臨で昇天した。IGでダンサー3枚落ちるし色々お通夜。


 

という感じでベスト8で無念の敗退でした。本戦16人ならよかったのに32だから予選全勝の旨みが全くなくてもにょった。次は綾瀬杯優勝したいですね。


と、その前に次は名古屋遠征みたいです。待ってろ味噌カツ!!